2018年3月4日に視聴した仮面ライダービルドの第25話「アイドル覚醒」についての感想です。
※視聴前の方はご注意下さい。
はじめに
前回は、スカイウォール前でローグ、リモコンブロス、エンジンブロスの3人の前になすすべなかった戦兎たちの前に美空が現れたところで終わりましたが、今回の冒頭部分で、美空が裸足で歩いてきたことをネタにされていましたよね(笑)
ちょくちょくいれてくるツッコミは清涼剤的な感じで、日曜の朝、テレビつけて家族と特撮みるときに、こういう導入は軽くて楽でいいです。
ビルドって物語内で戦争がはじまってから、重いっていうか、視聴後にどっと疲れるので、ギャグ要素をちょくちょくいれてほしいです。
子どもと一緒に横でみていて、終わった後、味方側が死んだり、裏切りとか陰謀とか、見せてよかったのか?とか考えてしまいます。
面白いのは確かだし、会話が弾むので、禁止するとかまったく考えにはないんですけどね。
印象に残ったシーンの感想
強くなってもまったく嬉しそうではないローグ
なんか、本当に印象がガラッと変わってしまいましたよね。
ずっとぶすっとして、すねているというか(笑)
前回の仮面ライダーローグ、前回の話で必殺技の「クラックアップフィニッシュ」はカッコよかったです。
玄徳さんが仮面ライダーローグになるまでの屈辱の日々、特にはじめの土下座強要からの、約束反故にされるシーンは流石に可哀想でした。
今回も、赤羽さんを嬲るようにして倒したのと、戦兎、万丈、猿渡の3人を相手にしてもまったく問題なく対処している圧倒的な強さの玄徳さんが見れました。
が、しかし、強くなっても、なんか立場が弱いのが納得できない。
今回も難波会長の元でエンジンブロス、リモコンブロスの2人が修行しているのを見ていると、内海さんに「お前」呼ばわりされてましたし…。
完全に立場が逆転しています。
大幅パワーアップをはたしたのはよくても、権力はまだまったくなし。
ここから完全復活して悪役街道を突っ走るのか、それとも、このまま利用されて終わるのか…。
下に貼った動画をみたら、余計にがんばってほしくなります。
・『ROGUE』予告
今は難波会長の使いっ走りですが、いずれは下克上を果たしてほしいです。
難波会長の野望がなんかショボい…
難波会長の世界大戦を制し、軍需産業で世界のトップに、とかいう野望、なんかショボくないですか?
大物っぽい雰囲気があったのに、商売で世界のトップにたつだけとか。
もう大金持ちだし、政府を動かせる力もあるし、もっと何かスゴいことを考えているんだと思っていましたが、違ったみたい。
玄徳さんと一緒に銭湯にいったり、たい焼きを食べていたりした頃の難波会長に戻ってほしいです。
あの頃は何を考えているのかわからない怖さがありました。
ブラッドスタークのほうが怖い感じがあるし、部下になっている玄徳さんのほうが実行できるかは別にして、野望の大きさではまだマシ。
それと西都の首相。
難波会長の傀儡みたいになっているし、前回は北都と違って、スゴくやり手な印象だったのに、もう残念感が漂い始めています…。
というか、今の状況は難波会長を倒してしまえば、後はどうにでもなるような気がします。
エンジンブロスとリモコンブロスは難波会長に絶対の忠誠を誓っているし、ローグの玄徳さんは最後には裏切りそうだし…。
西都の首相は、今回見た限りでは難波会長のいいなりというか、悔しいけど逆らえないといった感がありありで、一気に小物っぽくなりましたから。
難波会長も西都首相もブラッドスタークのせいで、北都の首相と同じような末路になりそうですね。
予想、裏切り者は誰か?
赤羽さんが守っていた場所がどうしてバレたのか?
増沢には偽の場所を教えたにも関わらず、です。
で、まだ増沢のほかにもいる裏切り者探し、予告動画の12秒のところでうつっているのは5人。
猿渡一海、万丈龍我、桐生戦兎、石動美空、滝川紗羽。
5人のうちで1番怪しいのは、どう考えても滝川紗羽、一択です。
・猿渡一海…三羽烏は倒され、西都には恨みしかないはず
・万丈龍我…元々が脱獄犯で、2話で恋人も失っている、裏切る理由なし
・桐生戦兎…主人公が裏切り者とかありえない
・石動美空…自分の力に戸惑いつつ、今回危険を顧みずローグに立ち向かった
・滝川紗羽…仲間になってから、存在感がいまひとつ
そもそも、滝川紗羽が仲間になる過程、11話、12話で話したことが本当だという理由はありません。
彼女が難波会長と関わりがあることと、今回でてきた難波チルドレンの情報を考えれば、十分に裏切り者でありえますよね。
ネビュラガスを吸わされて、ハザードになったので、難波会長に恨みをもつかもしれないと一瞬思いましたが、
今回の秘書の増沢の自害っぽい終わり方や、内海の行動などをみるに、そのくらいされても忠誠心が変わることはなくみえます。
というわけで、5人の中でなら、滝川紗羽が1番怪しいです。
ただのフリージャーナリストなのに、ガーディアンと戦えたり、凄腕のドライビングテクニックも怪しい要素の1つ。
それ以外の4人のうちの誰かだというのなら、よほどの理由がないと…。
25話の要約
前回の続きで、美空の目が不気味に光りながら手をローグたちに向け、
遠くへと吹き飛ばし、「エボルト」といった直後に気絶してしまう。
戦兎はマスターを呼び出し、美空の力について問いただすが、マスターもよくわからないといわれる。
また、東都にはスパイがいること、難波チルドレン(内海、鷲尾風、鷲尾雷)の存在も明かされる。
ナシタに戻り、美空の身体を調べて、身につけているバングルに意思があることがわかる。
マスターからの情報で得たスパイをあぶりだすために戦兎たちは罠をしかける。
結果、首相秘書の増沢が犯人とわかり、その場で消滅。
パンドラボックスを守っていた赤羽は仮面ライダーローグに倒され、
戦兎、万丈、猿渡の3人がローグと戦うが勝てず、途中で美空が乱入、戦兎はハザードトリガーを使用する。
結果、暴走状態になってしまい、そのすきにローグはパンドラボックスを回収して逃げてしまう。
万丈と猿渡が暴走する戦兎を抑えられない中、
戦兎に首をつかまれた状態の美空のバングルが光り、戦兎は暴走状態から戻ったっぽいところで終わる。
最後に
今回も重要な部分で出演されていた、マスター役の前川泰之さんってやっぱりカッコイイですよね。
戦兎役の犬飼貴丈さんとの会話シーンでのスタイルのよさとか、普通にスゴいと思います。
若くてシュッとしている犬飼貴丈さん、赤楚衛二さん、武田航平さんもスタイルいいと思いますが、前川泰之さん、調べてみると44歳ですよ。
それで、あの若者っぽいファッションも似合うし、爽やかな笑顔も印象に残るし…。
初登場時は、まさか、ブラッドスタークとして物語をひっかき回すとは思いもしませんでした。
ほかの出演作で私がよく覚えていたのが、大河ドラマの風林火山や真田丸。(俺のダンディズムも怪演だと思います)
「独特の存在感がある役者さんだな~」と妙に印象に残っていました。
だからビルドみていて「あっ、あの時の役者さんだ!」とビックリ。
ビルドでも、変身コスチューム姿ではなく、もっと生身の役者さんでの出演を期待したいです。
以上、仮面ライダービルドの25話の感想でした!