2017年12月10日に視聴した仮面ライダービルドの第14話「偽りの仮面ライダー」についての感想です。
※視聴前の方はご注意下さい。
はじめに
前回は、マスターが戦兎に問い詰められナシタから脱走する形で終わりました。
今までダメおやじだけど陽気で、指名手配される戦兎や龍我にとっては心の支えのような人物がまさかの裏切り。
それまでの伏線からなんとなく怪しいとは思っていましたが、マスターがブラッドスタークというのは超ショックです。
ナシタのメンバーの絡みがギャグっぽくて緩さもあったのに、この話の流れは重苦しすぎる…。
ブラッドスタークは、初登場の3話~13話までの間に、大量に人を殺傷していますからね。
味方側はすでにフリージャーナリストの紗羽さんが1度裏切っているし、ドロドロしすぎな感もあります。
というか、戦兎たちは隠れているつもりでも、これではセキュリティーがガバガバすぎますね。^^;
というわけで、今回もまたマスター役の前川泰之さんの悪の演技が光ります。
14話の要約
マスターを追いかけた戦兎だったが、ブラッドスタークに変身したマスターに逃げられてしまう。
マスターは難波会長と会うが、手に入れたボトルがすべて偽物にすり替えられていたことがわかる。
秘密基地では戦兎、龍我、紗羽で話し合いをし、マスターの過去がわかる。
マスターは戦兎を呼び出し、両者は変身して戦い始めるが、途中で戦兎は変身解除、そこへ龍我があらわれて変身し戦うが敗北。
マスターは戦兎を煽り、怒りでパワーアップした戦兎はマスターを圧倒する。
マスターは敗北し、氷室玄徳がナイトローグであることを教えて、去っていった。
印象に残ったシーンの感想
今回は気になったこと3つ。
1.マスター=ブラッドスタークの戦兎への煽りがすばらしい
戦兎との戦闘中にブラッドスタークが煽ること、煽ること。
「仮面ライダーごっこをしていただけなんだよォ~」
すごいセリフですよ、これは。
日曜日の朝9時からの番組、おそらく全国の子供たちもたくさん見ているであろう番組でこのセリフ。
考えてみれば、ベルトもボトルもマスターからもらったものですし、完全に泳がされていたわけなので、まったく正論なわけです。
敵側から見れば、マヌケというか、笑われても仕方がないというか、モルモットとしての役割からなんら変わっていないわけですよね。
その時の戦兎の表情もうまいです。犬飼さんの演技力もあって、ブラッドスタークへの怒りが湧いてきました。
それにしても、マスターもパンドラボックスの影響でおかしくなっているんでしょうかね?
娘の美空も犠牲にしてまでパンドラボックスやボトルにこだわっているわけですし…。
ブラッドスタークのストーリーの中での立ち回りはスゴく好きなので、今後も活躍を期待したいです。
ナイトローグというより玄徳さんも好きなのですが、小物臭が隠せなくなってきているので、ブラッドスタークには憎たらしい悪役を貫いてほしいです。
2.マスターの変身シーンがカッコいい
ナイトローグの「蒸血」ってセリフもカッコよかったですが、ブラッドスタークの変身シーンもまた痺れました。
で、見ていてもう1つ思ったこと。
「寒い中の雨の撮影、大変だったろうなぁ…」
変身前のマスター、雨でぬれすぎですよ。
撮影がいつなのかはわかりませんが、見た感じ寒くなりそうな、ちょうど秋から冬になりかけの時期っぽいですし、見ているだけで風邪ひきそうです。
役者さんって大変ですよね、身体張ってますよ、ホント。
3.戦兎たちの今後の活動はどうするのか…
結局、ブラッドスタークだったマスター。
13話視聴までは、まだ、可能性はあるかもと思っていましたが、陽気な演技の裏は冷酷な策士でした。
戦兎、龍我、美空の3人とも手のひらの上で転がされていたわけで、今後の主人公側は大丈夫なのか?と思える展開です。
ここにきて、精神的な支柱でもあったマスターが味方側から離脱したわけですからね。
…と思ったんですが、ふと考えると「別にマスターいなくていいじゃないか」と考えを改めました。
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戦兎:記憶喪失、職場の上司がナイトローグ(仮面ライダービルド)
龍我:脱獄犯(仮面ライダークローズ)
美空:ネットアイドル(資金担当)とボトル作成
紗羽:フリージャーナリスト(情報担当)
戦力的には2対1にもちこめば、ナイトローグもブラッドスタークも別に怖くないですし、資金・情報面も不安なし。
マスターはいい年こいてバイトしていたダメおやじという表の顔だったわけで、いなくなっても問題ないかも。
唯一気になるのが、ナシタの運営。今後は休業状態になるのか、それとも…。
最後に
マスターがブラッドスタークということで、また謎が深まるファウスト創始者の葛城巧。
で、これまでのストーリーを追っていて「もしかして戦兎こそが葛城巧なのでは…?」と考えてしまいました。
理由は、記憶喪失前と違って天才科学者という設定、葛城の母親の玉子焼きが美味しいといったことや、ブラッドスタークやナイトローグにはじめから泳がされていたことなど。
後、ブラッドスタークは思い通りに人の顔を変えることができるというのもポイント。
これらを総合判断して、超勝手な予想ではありますが、葛城巧は桐生戦兎になったというのが私の考察です。
と、これに気がついた時に、ドヤ顔だった私でしたが、調べてみると、他の視聴者の方々も同じ結論の人が大半でした。^^;)
一応、今後はこの予想を頭の片隅において仮面ライダービルドを視聴したいと思います。
以上、仮面ライダービルドの14話の感想でした!